なぜシステムトレードを選択するのか？

あなたが、勝率50％のトレーダーだったとします。その場合は必ず、利食いの平均が、損切りの平均を上回らなければいけません。

しかし、人間にとっては「損失を確定する」事は、まさに苦痛そのものであり、できればその苦痛を「回避したい」という傾向の方が強く出るのが普通です。

多くの人は損失を確定しない限りは、「いずれ回復するかもしれない」と、可能性もゼロではないという「希望的観測」に偏って見てしまいがちになるのです。含み損の状態から、その後反転していずれ収益がプラス圏になると「信じて（信じたくて）」トレードしてしまうのです。



一方で含み益がある場合だと、「持ち続ける事でさらに得られる利益」よりも、「持ち続ける事で今の利益が減少する事」を恐れ、やはり、その不安から一時的に逃げたくなり、利益確定は早くなってしまいがちです。

システムトレードは、あらかじめ過去のデータによって信頼できる「成績の良いトレードルール」を選ぶ事が出来るのです。

すでに累計でしっかりとプラスになっている優位性のあるトレードルールを選べば、感情面でのストレスも少なくなり、自分の売買ルールを確立する為の近道を歩む事が可能になります。


システムトレードは、ルールは明確です。大切な事は、一定回数、または期間内のトレードにて、トータルで利益が出ているか、否かです。であるとすれば、優位性があると判断できるシステムを継続して正しく使う事が、結果を出す最大のポイントだと言えるでしょう。